プロローグ
ハカセ・・・ハカセ・・・
ん・・・?おお、ベニクラゲか!どうしたんじゃ?
サイキン、イチネンガ、アットイウマ・・・
まったくじゃな。今年もあっという間に終わりを迎えようというところじゃ。
それじゃ、今回は【ジャネーの法則】について考えていこうかの。
わしらのこの気持ちを説明してくれる法則じゃ!
ジャネーの法則とは
今年も早いもので、残すところ一ヶ月を切りました。
さて、皆さんは次のように感じたことはありませんか?
「一週間があっという間に過ぎる。」
「この間正月を迎えたと思ったら、もう年末だ。」
「年を重ねるごとに時間が経つのが早い気がする。」
フランスの哲学者、ポール・ジャネは、
「人生のある時点に感じる時間の長さは、その年齢に反比例する」
と、主張しました。これを一般に、ジャネーの法則といいます。
例えば、10歳の人にとっての一年は、その人生における10分の1ですが、
50歳の人にとっての一年は、その人生における50分の1です。
つまり、人生に占める時間でいえば、50歳の人の一年は10歳の人の一年の5分の1に過ぎないのです。
このように考えると、体感的に時が早くたつように感じることにもうなずけます。
小学生の頃、20分休みの間にドッジボールをしていた記憶があります。
今思うと、たった20分で
・教室を飛び出し
・ボールとコートを確保し
・チームを決めて
・遊び
・教室に戻る
ということをしていたのは凄いバイタリティだと思います。
今となっては20分ぽっちで何か遊びに出ようとはとても思えません(笑)
ジャネーの法則を打ち破る!
さて、このジャネーの法則に従うと、年を重ねるにつれて時間が経つのを早く感じるばかりです。
これを乗り越える方法はないのでしょうか?
そこで、オススメしたいのが、
「新しいことに挑戦する」
です。
子供の頃というのは、毎日新しいことに溢れていて、新鮮に感じていたことと思います。
そして年と共に経験を重ねることで、新しく学ぶことが減り、ルーティン化されることが
多くなってくるものだと思います。最適化された動きができるようになったともいえます。
一方、同じ動きを繰り返しているせいで、新しいことが積み上げられていないのではないでしょうか。
つまり、日常のルーティンとなっている部分は、新たな記憶・経験の上積みとなっていないため、
その分が体感時間としてマイナスになっているのではないかということです。
そこで、同じ毎日に何か変化をつけてみるのはどうでしょうか。
・いつもより早く起きてみる。
・いつもと違う道を通ってみる。
・食べたことのない料理を注文してみる。
・新しい趣味を見つけてみる。
”いつもの”を少し変えることで、新しい発見があるかもしれません。
そしてその発見が、更に新しい発見をもたらしてくれるかもしれません。
新しいことへの挑戦はエネルギーが要りますが、人生をより豊かにするための鍵ではないでしょうか。
エピローグ
”アタラシイコト”カ・・・、チョットエンヨウニデテミヨウカナ・・・。
うむ。わしも新しくできた隣町の本屋に行ってみようかの。
ところでお主、何歳なんじゃ?
・・・500サイグライカナ・・・。
これはこれは!!!
おみそれしましたじゃ!!!
※ベニクラゲは不老不死の生き物ともいわれています。
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